N高等学校について調べていると、「普通の高校と何が違う?」「ネットだけで卒業できる?」「毎日学校へ通うのが難しくても大丈夫?」といった疑問が出てきます。
N高等学校は、ネットを活用して学びながら高校卒業資格を目指せる、単位制・通信制課程の高校です。ただし、日々の学習がネット中心でも、卒業まで完全に登校ゼロというわけではありません。
この記事では、N高を検討している本人・保護者向けに、学校の基本情報から学び方、コース、学費、入学、進路までを公式情報をもとに整理します。
先にポイント
- N高は学校教育法第一条に定められた高等学校
- 卒業要件を満たせば、高等学校普通科の卒業資格を取得できる
- 学習はネット中心だが、スクーリングとテストも必要
- ネットコースのほか、週5・週3・週1+コースがある
- 学費や選抜方法はコースによって異なる
※N高の公式サイトでは、N高等学校・S高等学校・R高等学校をまとめて「N高グループ」として案内しているページがあります。本記事では、N高単体の情報と3校共通・合算の情報をできるだけ分けて紹介します。
N高等学校とは
N高等学校は、学校法人角川ドワンゴ学園が運営する単位制・通信制課程(広域)の普通科高校です。本校は沖縄県うるま市の伊計島にあり、2016年4月に開校しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営 | 学校法人角川ドワンゴ学園 |
| 本校 | 沖縄県うるま市与那城伊計224 |
| 課程 | 単位制・通信制課程(広域) |
| 学科 | 普通科 |
| 開校 | 2016年4月 |
N高は学校教育法第一条に定められた高等学校です。必要な単位や特別活動などの卒業要件を満たせば、全日制高校と同じ「高等学校 普通科」の卒業資格を取得できます。
N高ではどうやって勉強する?
高校卒業資格のための必修授業は、主に「ネット学習」「スクーリング」「テスト」の3つです。
必修授業|N高等学校・S高等学校・R高等学校
ネット学習
普段の学習では、映像授業を視聴し、レポートをオンラインで提出します。
ネットコースでは、スマートフォンやタブレットなどを使って必修授業の受講やレポート提出を進められます。選択する授業によってはパソコンが必要になる場合があります。
決まった時間割に合わせて毎日登校するのではなく、自分の生活に合わせて学習を進めやすい点が特徴です。
スクーリング
通信制高校でも、対面授業であるスクーリングへの参加は必要です。
N高グループでは、全国各地の会場で行うスクーリングと、本校で行う本校スクーリングが案内されています。学年や履修状況によって参加するスクーリングが異なるため、入学前に最新の実施方法を確認しておきましょう。
「N高なら一度も学校へ行かなくてよい」という意味ではありません。ネット中心の学習でも、スクーリングやテストへの参加が必要です。
テスト
公式案内では、期末テストは原則年1回、指定された全国各地の会場で実施されます。
ネット学習だけでなく、スクーリングとテストを含めて単位取得を進める仕組みです。
N高グループの主なコース
N高グループには、生活スタイルや学び方に合わせて複数のコースがあります。
コース紹介|N高等学校・S高等学校・R高等学校
ネットコース
ネットコースは、場所や時間を選びながらネット中心で学習を進めるコースです。
毎日の通学を前提とせず、高校卒業資格に必要な学習を自分のペースで進めたい人にとって検討しやすい選択肢です。
一方、自分で学習計画を進める時間も多くなります。自己管理に不安がある場合は、メンターへの相談方法や学習サポートについて確認しておくと安心です。
ネットコース
週5・週3・週1+コース
リアルキャンパスやオンラインキャンパスなどを活用し、一定の頻度で人と一緒に学ぶコースも用意されています。
自宅だけで学ぶより学習リズムを作りたい、人と交流する機会がほしい、といった場合の選択肢になります。
コースによって学費や選抜方法などが異なるため、名称だけで決めず、通学頻度・学習内容・費用を比較しましょう。
N高等学校の学費は?
公式のネットコース案内では、1年間の実質負担額について、モデルケースとして年額73,000円〜と掲載されています。
ただし、これは全員に共通する固定料金ではありません。世帯年収、就学支援金、履修する単位数、選ぶコースなどによって負担額は変わります。
また、スマートフォン・タブレットなどの端末、スクーリング参加費用、検定料などが別途必要になる場合があります。
そのため、「年間7万円程度ですべて済む」と考えるのではなく、自分の場合の総額を最新の生徒募集要項で確認することが重要です。
ネットコース|学費
N高等学校への入学方法
N高では、新入学だけでなく、転入学・編入学も受け付けています。
入学案内
新入学
新入学は、中学校卒業見込みの人や、中学校卒業後に高校へ入学していない人などが対象です。
高校に在籍中で転校したい場合は転入学、高校を中退したあと再び高校で学びたい場合は編入学として検討できます。
入学時期
ネットコースの入学時期として、4月・7月・10月・1月が案内されています。
転入・編入の場合は、現在の学校を辞める時期によって単位の扱いなどが変わる可能性があります。先に退学手続きを進めるのではなく、入学相談で確認してから動く方が安全です。
選抜方法
ネットコースは入学試験はありません。
一方、週5・週3・週1+コースでは選抜方法が異なる場合があります。(リアルキャンパスを希望の人には入学試験あり)受験する年度・コースの最新募集要項を確認してください。
学校生活や友達づくりは?
ネット中心の高校だからといって、交流の機会がまったくないわけではありません。
公式サイトでは、オンライン上での交流、部活・同好会、イベントなどが紹介されています。
ただし、人との関わり方は選ぶコースや本人の参加状況によっても変わります。
「友達を作りたい」「できるだけ少人数で過ごしたい」など希望がある場合は、学習内容だけでなく、コースごとの学校生活も確認しておきましょう。
よくある質問
学習・進路のサポート
N高グループでは、生徒の学習や進路を支援するメンター制度などが案内されています。
大学・短大・専門学校への進学や就職を目指すこともでき、公式サイトでは進路・合格実績が公開されています。
ただし、進路実績を見るときは、N高単体の数字なのか、N高・S高・R高を合わせたN高グループ全体の数字なのかを確認することが大切です。
進路実績
不登校でもN高を検討できる?
学校へ毎日通うことが負担になっていた人にとって、日々の学習をネット中心で進められる仕組みは選択肢の一つになります。
ただし、「不登校だったからN高なら必ず合う」とは限りません。
通信制高校を選ぶときは、次のような点を確認すると判断しやすくなります。
- スクーリングへの参加ができそうか
- 自宅での学習を続けられそうか
- 困ったときに相談できる環境があるか
- 人との交流をどの程度希望するか
- 希望する進学・就職への支援があるか
- 年間で必要な費用を無理なく負担できるか
不登校経験の有無だけで判断するのではなく、今の自分にどのような学び方が合うかという視点で比較するのがおすすめです。
N高を検討するときに確認したいこと
N高は、次のような希望がある人にとって検討材料になりやすい学校です。
- 毎日の通学負担を減らしたい
- 自分のペースで学習したい
- 高校の勉強以外にも時間を使いたい
- ネットを使った学習に抵抗が少ない
- 通信制でも高校卒業資格を取得したい
一方、「毎日決まった時間割がないと学習を続けにくい」「対面で先生や友達と過ごす時間を多くしたい」という場合は、ネットコースだけでなく通学型のコースも含めて比較した方がよいでしょう。
よくある質問
N高は正式な高校ですか?
はい。N高等学校は学校教育法第一条に定められた高等学校です。卒業要件を満たせば、高等学校普通科の卒業資格を取得できます。
ネットだけで卒業できますか?
日常の学習はネット中心ですが、スクーリングやテストへの参加も必要です。完全オンラインのみで卒業する仕組みではありません。
高校を中退していても入学できますか?
編入学の制度があります。取得済み単位や在籍期間などによって扱いが変わるため、個別に確認してください。
N高とS高・R高は何が違いますか?
N高・S高・R高は同じ学校法人が運営する別の高等学校です。公式サイトでは3校を「N高グループ」としてまとめて案内する情報もあります。学校そのものの所在地などは異なるため、比較記事で詳しく整理します。
まとめ
N高等学校は、ネットを活用しながら高校卒業資格を目指せる単位制・通信制高校です。
自宅を中心に自分のペースで学びやすい一方、卒業にはスクーリングやテストへの参加も必要です。また、学費や通学頻度、サポートの受け方は選ぶコースによって異なります。
N高が気になっている場合は、ネット上の評判だけで決めず、最新の募集要項や学校資料、個別相談なども確認し、自分の生活や希望する進路に合うかを判断してみてください。
公式情報・参考資料
※掲載内容は2026年9月19日時点で確認した公式情報をもとにしています。制度・学費・募集日程などは変更される場合があるため、最新情報は必ずN高等学校公式サイト・最新の生徒募集要項をご確認ください。


コメント